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コンタクトのこんな利用法

アトピーの症状が最初に現れたのはYくんだ。 生後三ヵ月ぐらいで、首から上だけにブッブツと湿疹のようなものが出始めた。
当時のSさんは「アトピー」という言葉すら知らなかった。 「なんかわからなくってねえ。

友だちに聞こうにも、みんなまだ未婚やったし。 実家の母に聞くと、赤ちゃんによく出る湿疹とちゃうか、つて言うから、湿疹の薬を塗ってたんですよ」のんきにかまえていたが、ブッブツはいっこうによくならない。
そこで、Rくんが赤ちゃんのときにもかかっていたO式母乳マッサージの先生の紹介で、小児科のアレルギー外来を訪ねた。 診察の結果はアトピー。
母乳を与えていたので、母子ともに卵、牛乳、大豆の三大アレルゲンを除去するように言われた。 そうなると、たいていのお母さんは、子どものアトピーを治そうと必死になるあまり、ストレスがたまって、いい結果に結びつかない場合が多い。
しかし、Sさんは、持ち前の楽天的な性格が功を奏し、アトピーを難なく克服してしまったのだ。 独身時代はファーストフードざんまいYくんのアトピーは、自分のこれまでの偏った食事が原因だ、とSさんは確信している。
ひとり暮らしを始めた一八歳から、結婚するまでの四年間、彼女の食生活はファーストフードざんまい。 マクドナルドでアルバイトをしていたこともあって、毎日のようにシェイクを飲んだりハンバーガーを食べたり。
そのうえ、甘いものも大好き。 ドーナツ、アイスクリームが欠かせなかった。
結婚後の食事も、独身時代ほどではなかったが、電子レンジで温めるインスタント食品が中心。 「炒めるだけの冷凍ピラフ。
熱湯につけるだけのレトルトの肉だんごに、カレー。 隣が市場で、お惣菜屋さんがあったから、そこでよくお弁当も買ってたわ。
自分で作るいうたら冷ややっこ。 豆腐切るだけやからね(笑)。
主人は忙しくて晩もほとんど外食。 Rと二人でしょ。

作るのが面倒でねえ。 昼も近所の友だちと子ども連れでレストランヘ行って、スパゲティとかハンバーグが多かった。
なにしろ適当やったわ」甘いものも相変わらず。 三時のおやつは欠かさず、さらに、ご主人がお土産に買ってくるドーナツやケーキを寝る前に食べていた。
除去食を始めると、自分の体調もよくなったそんなSさんの食生活は、Yくんのアトピーをきっかけに、徐々に変わっていった。

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